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卸売を知っていこう!シリーズ第1章

第2節「卸売業の役割と小売との違いを徹底解説」

今回は卸売業の役割と小売業の徹底的な違いの解説していきます。
卸売業では何か?どんな事をしているのかもっと深く知っていきましょ。

目次

  • 卸売業とは:定義と基本的な役割
  • 卸売業の主要な機能と重要性
  • 卸売販売のプロセスと販売先
  • 卸売業と小売業の違い

卸売業とは:定義と基本的な役割

定義は前回お話させていただいた内容の通り、メーカーと小売業者の間に位置し、流通の仲介を担う役割を持ち、
商品を市場で回しています。1年に10万と超える企業が設立していく中、卸売業者はその仲介役として常に寄り添ってきました。
メーカーの商品を確認して認知し、卸売業者または小売業者に商品を紹介および提供するために
商品を販売するための営業活動や資料作り、市場調査など多面で多量の仕事をこなしています。

卸売業の主要な機能と重要性

卸売業の機能は仕入れと販売だけなのかというと、実際は多岐にわたる機能を持っています。
在庫管理や配送などの物流面での機能や市場や消費者ニーズの調査などの情報の機能を活用し、
メーカーや小売業者のサポートをしています。
一般的に消費者とは直接的な接点持ちにくいメーカーへの情報提供する事により生産計画に役に立つこともあれば、
小売業者の商品調達のために迅速な物流システムが必要な場合でも必要なサポートになります。
また金融機能も果たしており、仕入れと販売時の請求のタイミングを合わせるなど多彩な面で重要な役割になっています。

卸売販売のプロセスと販売先

卸売販売のプロセスは大きく3つになります。
商品を販売するためにはまず商品を調達する必要があるため、商品の仕入れから始まります。
一般的な仕入れ先は3つで、メーカー・他の卸売業者、海外業者になります。一つずつ見てきます。
メーカーでの仕入れの場合は直接商品を仕入れる事ができるために商品の値段が安く、より正確な数量を確保する事が可能です。
ですが、大量のロットで仕入れする事が多いため、基本的なには大手企業がメーカーでの仕入れをしています。
他の卸売業者の場合はメーカー仕入れとは違い大量の仕入れなどの条件はない事が多い分、一度違う業者を通じて商品が入ってくるので、
中間マージンによる商品の値段が上がってしまいます。また卸売業者や商品によっては確保が困難な商品を定期的に仕入れするのは難しいです。
最後に海外での仕入れは輸入手続きや関税などの貿易の知識と言語や海外のビジネス文化の理解が必要です。
商品販売において派生する費用を計算するのも難しいですが、魅力的な商品や画期的なアイデア商品は海外から見受けられる事も多々あります。

上記の方法で仕入れした商品をどこに販売すればいいのか。
シンプルに考えると仕入れた商品を使う所に販売する事になります。
例えば食品だとスーパーや百貨店、ドラッグストアなどもありますが、飲食店や病院、航空会社などに販売する事も可能です。
または違う卸売業者や違うメーカーに商品を販売する方も多いです。

卸売業と小売業の違い

前回、卸売業と小売業の違いは販売先の違いで卸売業は小売業者または他の卸売業者、小売業者は消費者という話をしました。
ですが、販売先の違いでそれぞれのビジネスの運営が変わってきます。
卸売業は多量の商品を仕入れ販売するため、物流システムや商品取扱いに対する運営に力を入れています。またこれにより
商品の値段が下がり、コストを下げられます。商品を大量に仕入れ、販売先が多くなると市場の動向や商品情報を把握しやすくなり、
様々な情報を元にしてメーカーや小売業者をサポートする事ができます。
小売業者は大量の仕入れはできませんが、必要な量だけ必要な時に仕入れる事によって在庫負担が卸売業に比べて格段と減ります。
また直接消費者との接点が多いため、直接的な意見や考え、ニーズを把握する事が強みです。

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